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毎日、同じことを繰り返している。
乾き切った笑顔をどうにか貼り付けて、日々をやり過ごしている。
ラジオのダイヤルを回す。
ジジッと鳴ったノイズの後に、ゆるやかで美しい旋律が流れ始める。
心地よい音に耳を傾けながら、俺は机に頬杖をついた。
最近、体調が優れない。
頭痛と耳鳴りが頻繁に押し寄せる。
それだけではない、ぼんやりすることも増えた。
現実と夢が、記憶と妄想が混ざっているような――
全ての境界が、曖昧に溶けてしまったかのような。
俺はおかしくなってしまったんだろうか?
いや、そんなはずはない。
俺はいつも通りに仕事を任されている。
変わらない日々を過ごせている。
それは俺が正常だからだ。正気だからだ。
そうだよな?
そうだと言ってくれ!
「──……」
また耳鳴りが始まった。
視界がくらりと青緑色に霞む。
ラジオの音楽だけが、いやに明瞭に聞こえている。
俺はもうすぐ、俺でなくなってしまうのかもしれない。
得体の知れないモノに侵食されてしまうのかもしれない。
狂い果ててしまうのかもしれない。
――ほら、ノイズが聞こえる。
耳障りなのに妙に魅惑的な、あの音が。
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